文字を発音できることと、意味がわかることは違います!

#教育 #国語
文字が読めるようになっても本が読めるまでは時間がかかります。読み聞かせは楽しくしっかり続けましょう。

 今回は「文字が読める」ということと、「本が読める=意味がわかる」 ということにはギャップがあるという話です。

娘が3歳頃の話です。絵本を読んでもらうのが大好きだった娘があるとき、ひらがなの「いぬ」を『いぬ』と読んだのです。
絵本の読み聞かせにいいかげん疲れていた私は「しめた!これでまもなく絵本を読むことから解放されるかもしれない」と思いましたよ〜
「すごいねー、読めるんだ」とほめた後で、何気なく

私:「いぬってなんのことか分かる?」
娘:「わからない」
私:(え?)「『いぬ』って犬のことだよ」
娘:「そうか、『いぬ』って犬のことなんだ」

というすごく間抜けな会話をして、私が学んだこと

ひらがなを発音できることと、読めることは違う!

これは単語のはなしですが、文となれば、さらにハードルは上がってきます。娘が絵本を読む(見る?)様子を観察した結果、文の意味を分かって読めるようになるまで少なくとも1年はかかっていました。(そして、読み聞かせはその後もずっと続くことに)

これは、子供に限ったことではありません。私たちも英文の単語は全部わかっても、文の意味がわからないということはあると思います。中学生や高校生に数学を教えていて、解けないのが問題文の意味を読み取れないため、ということは本当によくあるのです。

文が読めるとは、その文がどのような様子を表しているかがわかるということです。
字が読める=本が読める というわけではないというお話でした。

2022/2/24

基本情報

  • 数学教育研究会 読売ランド教室
  • 神奈川県川崎市多摩区
       西生田3−9−20−202
  • :090 4596 8097
  • 指導日:月・火・木・金
  • 指導時間:16:00〜20:00
  • 指導教科:算数/数学・国語・英語
  • 対象学年:年長〜高2
    (ただし入会は中3まで)

アクセス

小田急線 読売ランド前駅より 徒歩2分
川崎市多摩区多摩区西生田 3-9-20-202 

連絡先&SNS