賢さとは自から疑問を見つけることのできる能力

答えを出すより難しいこと #教育 #算数 #数学
Sさんが作った図形教室での作品の一部。学年が上がるにつれ構造まで深く考えて作るようになっていきました。

今日、小2から中2の途中まで通っていたSちゃん(女子)から、高校合格の報告がありました。
本人にOKをもらっていないので高校名は出しませんが、私立女子高の中では日本で一番入るのが難しいレベルの学校です。

中学受験をしなかったので、小学生の頃は「受験をする子から問題を出されたんだけどできなかった」みたいに悔しがることもありました。
私は「大丈夫!方程式解けるようになれば、こんなの簡単よ!」って言ってましたが、結局、中2の初めごろまでには無理なく中3の内容が終わっていました。

私が一番感心していたのは彼女の疑問の持ち方でした。
例えば、
「◯◯のときは△△になる」という説明の文があったら、
「◯◯以外の時はどうなるのか?」
「△△のときでも◯◯にならないときがあるのか?」
というような疑問をもつ生徒さんだったのです。
(これは高1の「必要条件・十分条件」でやるようなことです)

また、あるときは、
「『行きに18km/時、帰りに12km/時で往復したときの平均時速を求めなさい』という問題の答えはなぜ15km/時にならないのか」
という質問を持ってきました。
正しい平均時速は14.4km/時ですが、それはわかった上で、「なんでたして2で割ったら違うんだろう」という疑問でした。

教材に収まり切らない彼女の疑問を一緒に考えるのは楽しく、自分の学びにつながるものでした。

わかるためには、まず自分でわからない所をわからなくてはなりません。
自分がわからないことに敏感であることが、より深くわかることにつながっていきます。
だから「賢さ」というのは、単に与えられた問題を解ける能力ではなく、様々な角度から疑問を持つ能力ではないかと思うのです。

2022/2/10

基本情報

  • 数学教育研究会 読売ランド教室
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       西生田3−9−20−202
  • :090 4596 8097
  • 指導日:月・火・木・金
  • 指導時間:16:00〜20:00
  • 指導教科:算数/数学・国語・英語
  • 対象学年:年長〜高2
    (ただし入会は中3まで)

アクセス

小田急線 読売ランド前駅より 徒歩2分
川崎市多摩区多摩区西生田 3-9-20-202 

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