前回に引き続き、森展2022の話です。
あと2週間で森展が始まります。
しかし、初めての取り組みのため、いくつかの想定外の事態が...
まず、当初モールで組む予定だったのですが、外に展示するには耐水性がどうしても不足するということで、すべて細いワイヤーで組むことになりました。
さらに困ったのが、作品がどんどん複雑化して竹が足りなくなってしまったことです。
正四面体は6本、正8面体は12本で、正20面体でも30本で作ることができます。
しかし、それを星形にすると...
正四面体の周りに正四面体をつけたものは6+12=18本の竹でできています。
正8面体のまわりに正四面体をつけた「ケプラーの星形」は12+24=36本が必要。
さらに、正20面体に三角錐をつけた星形は90本が必要となり、複雑になればなるほど、本数は飛躍的に増えていきます。
子どもたちは正四面体や正8面体などの単純な多面体の組み合わせがやっとだろうと思っていたのですが、
それでは飽き足らず次々と「こんなの作りたい」と言ってきて、ふと気づいたら、子ども用に準備した竹が足りない....
自分用に準備した細い竹も生徒に譲ったので、自分の分も足りない...
そんなこともありながらも、準備は順調に進んでいます。
作りたい立体をイメージして、必要な本数を割り出し、それを立体に組んでいく生徒の姿にとても成長を感じました。
私たちの作品を見てもらいたいことはもちろんですが、他にも森展には様々なアート作品が展示されており、とても楽しいイベントとなっています。ぜひ皆様にお越しいただきたいと思っています。
(森展2022については、こちらをご覧ください)