生徒が「わからない」と言うときのことを考えました。
「問題の解き方がわからない」という意味のときはその生徒さんの関心は「問題を解くこと」にあります。
問題が解決すれば良いので、「どのように解くか」を教えればOK。
これは教える方としてはとっても楽です。
一方、同じ「わからない」でも生徒さんの関心が自分自身の気持ちにあるときは大変です。
教える側がいくら解き方や、理由を説明しても「やっぱり、わからない」と言われたらやり直し。
どこがわからないか、一つひとつ確認しながら手探りで説明してく必要があります。
「できた」という判断は教師ができるけれど、「わかった」とい判断は生徒さん自身でなくてはできません。
「問題は解けたけど、やっぱり分からない」ということだってあるんです。
どんなに「できる」生徒さんでも「わからないこと」はあるということです。
このような「わからない」は「わかりたい」と思っているから。
(本人は無意識なときもあるかもしれませんが)
だから『わからない』という気持ちを大事にして、ゆっくり自分で納得するまで考えてほしいと思っています。