この教室では「算数・数学を嫌いにならないで欲しい」という思いで、できるだけわかりやすく算数・数学を教えています。本当は算数を学ぶ最初の段階から来てもらうのが一番なのですが、それが無理なら「算数が苦手かも」と気づいた時にできるだけ早く来て欲しいのです。
でも、それも難しいんですよね。
先日、あるお母様が「私はここが良いと思ったんですけど、なかなか子どもが...」ということを話されました。
算数が苦手、嫌いという子にとっては「学校でさんざん嫌なことをやっているのに、さらに嫌なことをやらされる」わけですから、「行きたくない」と思っても無理のないことです。
そこで、算数が苦手な生徒さんに、ここをおすすめするポイントをご紹介します。
1. 宿題がない
算数が苦手な子にとってわからない問題を宿題に出されるくらい嫌なことはありません。ここでは「わからない問題を宿題に出しても意味がない」ということで、原則宿題はなしです。もし出す場合も「わからない場合はやってはいけない」がお約束です。
2. 時間が短い
嫌なこと、わからないを長時間やるのは苦痛ですし、学習の効率を下げてしまいます。低学年なら、週2回わかることを集中して30分くらいの学習をするだけで驚くほどの成果がでます。
3. 自分のペースで学習できる
わからないのに先に進んでしまったり、限られた時間の中でたくさんの問題をやらされたりでは苦手なものがより苦手になってしまいます。ここでは、自分のペースでじっくりと学習できます。
4. できなくても怒られない、わからないと言うと(時々)ほめられる
「怒ってできるようになるならいくらでも怒るよ(笑)」ってよく言ってますが、怒ってできるようになる子はいません! また「わからない」と自己申告した場合は「自分がわからないことがわかっている」わけですからそれは「偉い」ことだと思います。
とにかく、勉強の苦手な子は「ほめられた」経験が極端に少ないので、できるだけほめポイントを探して褒めるようにしています。
他にも、人数が少ないこと、一人一人別のことをやっているので他の人が何をやっているのか誰も気にしていないことなども、気楽に来てもらえる点だと思います。
嫌だと言っていても、とにかく1回来て、私と話をすると「ここなら行っても良いかな」と思ってくれる子は今まで大勢いました。
だって、子どもたちは本当は「算数をわかりたい」と思っているのですから。