そろそろ年度末ですね。
「まとめ」として、前にやったことを復習したり、テストをする機会も増えているかもしれません。
「まとめ」で何にも問題なくできていればそれは素晴らしいです。
でも「ちょっと苦手」だったり「わからないところがある」という人は、もしかしたら「教科書の内容をすべてやらないと」と思い込まない方がいいかもしれません。
今の算数の教科書は「次の学年の内容をちょっと先取り」することが多くなっているからです。
例えば、小学校3年生ではわり算を学習します。
28÷4のような九九の逆の計算だけでなく、69÷3のような商が2ケタになるわり算や31÷4のようなあまりのあるわり算もやることになっています。
でも、3年生ではまだ「わり算の筆算」の学習はしていません。だから、上のような計算も暗算でやらなければならないので、暗算の苦手な生徒さんはとても大変。
でも、4年生で学ぶのわり算の筆算で69÷3や31÷4のような計算ができれば大丈夫なんです。
一方、1年生から学習している整数のたし算、ひき算は3年生以降は学習しません。
位取りや、くり上り、くり下りのしくみは3年生で完成させておかないと、今後あらためて学習するチャンスはありません。
ですから、3年生の学年末でたし算・ひき算に不安があるようなら、すぐにでも復習しておきたいのです。
このようなことは、各学年でいろいろあります
もちろん、生徒も保護者もこの先どのような学習をするのか、わからないのが当たり前なので、学校の先生が「本当に大事なところだけはしっかりやって、他は後でも大丈夫」という勇気を持ってもらえたらなぁ
でも、実際にはそうはいかないと思いますので、もし少しでもご不安がある場合は、お気軽にご連絡くださいね。オンラインでもご相談に乗ります。